【みんなの味方】確定拠出年金をうまく活用して老後に備えよう

確定拠出年金
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本日は、確定拠出年金についての説明をしていきたいと思います。

これまでの年金の記事は主に公的年金に関する内容を中心に取り上げてきましたが、
この確定拠出年金は、公的年金ではなく、私的年金にあたる部分です。

公的年金とは、要するに国民年金と厚生年金の2階建てになっている部分のことです。
詳細は以下の記事で説明していますので、是非ご覧ください。
国民年金について

年金繰上げ受給の減額率が見直し!2022年度から0.4%に(0.1%)引き下げ

確定拠出年金とは

公的年金は前述の通りですが、一方で私的年金とは、簡単にいうと公的年金に
上乗せの給付を保証する制度です。

確定給付企業年金、国民年金基金、厚生年金基金など、様々ありますが、その中の
一つが「確定拠出年金」です。

私的年金の中にも更に、「給付型」と「拠出型」の2種類に分類されており、確定
拠出年金はその名の通り、拠出型に類する制度です。

給付型とは、、加入した期間などに基づいてあらかじめ給付額が定められている
年金制度。拠出型とは、、拠出した掛金とその運用収益との合計額を基に給付額を決定する
年金制度です。
要するに加入者自らが運用を行い、その運用成績次第で将来受給
できる年金額が異なるということです。

確定拠出年金の種類

確定拠出年金には企業型年金と個人型年金の2種類に分類されています。

企業型、、勤務している企業が確定拠出年金を採用している場合に加入できる
個人型、、自営業者や専業主婦、勤務先の企業が確定拠出年金を採用していない場合に
加入できる
※詳細はもっと細かく決められておりますが、ここでの説明は省略します。。

企業型は掛金を企業主が拠出し、その金額を加入者自身が運用し、個人型は、加入者自身が拠出
します。
※企業型の場合でも加入者が自ら掛金を拠出することができる場合があり、これをマッチング拠出
といいますが、企業ごとに規約で定められています。
また、そのマッチング拠出出来ない場合は企業型に加入しつつ、個人型に加入することも可能です。

拠出限度額

確定拠出年金とはいえ、無限に拠出出来るわけではありません。
拠出額は以下の通りになっていますので、自分がどの部分に当てはまるのか確認しましょう。

企業型年金

企業型年金加入者の区分 拠出限度額
月額 年額相当
個人型年金同時加入制限者 他制度加入者以外 55,000円 660,000円
他制度加入者 27,500円 330,000円
個人型年金同時加入可能者 他制度加入者以外 35,000円 420,000円
他制度加入者 15,500円 186,000円

個人型年金

個人型年金加入者の区分 拠出限度額
月額 年額相当
第1号加入者 68,000円 816,000円
第2号加入者 ①個人型年金同時加入可能者 23,000円 276,000円
➁他制度加入者又は厚生年金保険の第2号厚生年金被保険者もしくは第3号厚生年金保険被保険者 20,000円 240,000円
 ①、➁以外の者 12,000円 144,000円
第3号加入者 23,000円 276,000円

※第1号加入者:国民年金の第1号被保険者
第2号加入者:60歳未満の厚生年金保険の被保険者
第3号加入者:国民年金の第3号被保険者

このようにかなり細かく分類されています。。。。

メリット

税制優遇

確定拠出年金の最大のメリットはやはり、税制優遇でしょう。

掛金の全額が所得税・住民税の控除対象になります。

仮に年収500万円の人がが毎月、20,000円の確定拠出年金に拠出した場合、

1年間の掛金は 24万円 (2万円×12ヶ月)
※24万円分の所得税控除を受けることができるのです!!

この人の年収の場合、所得税は20%、住民税は10%ですので、
所得税4.8万円、住民税は2.4万円のメリットがあるということになります。

税負担は日本の三大支出にも数えられている非常にウエイトの高い費用となり
ますのでこれだけの税制優遇があるのは最大のメリットと言えるでしょう。

運用益が非課税となる!

一般的な金融商品における資産運用では利益に対して20.315%の税金がかかりますが、
確定拠出年金での運用益は全額が非課税となります。
運用実績は実際にどのくらいになるのかはわかりませんが、本来20%以上かかる
税金が非課税になるというのも大きなメリットです。

デメリット

途中解約が原則できず、60歳まで引き出すことができない。

そのため、結婚、出産などのライフイベントで発生する費用や介護費用などの突発費用
は拠出金とは別で用意しておく必要があります。
まずは、そういった最低限の資金を貯めて、それでも余裕があるといった人が実際に
拠出するといった流れのほうが圧倒的にリスクを低減することができます。

運用実績がマイナスになることもある。

資産運用にはつきものですが、運用実績によって受け取れる年金額が変動します。
場合によってはマイナスすなわち元本割れするといったリスクもあるということも
覚えておきましょう。

今回は本当にさわりの部分のみを紹介しましたが、紹介した以外にもさまざまなメリット
デメリットやいろんなルールが存在します。
実際に始めるのにそこまでビビる必要はないと思いますが、自分で学ぼうとする意識
は必要です。

正しい知識を取り入れ、正しく理解し、適正なリスクをとった上で各々が自分にあった
資産運用をしていきましょう!!!

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